ストリートカルチャーと聞くと、ニューヨークやロサンゼルス、日本なら東京を思い浮かべる人も多いでしょ。しかし、近年大きな注目を集めているのがメキシコ発のクリエイティブシーンだ。
その中心人物の一人が、Rodrigo Roji(ロドリゴ・ロヒ)である。

イラストレーター、グラフィックアーティスト、タトゥーアーティスト、そしてデザイナー。ひとつの肩書きでは語れないマルチクリエイターとして、自身の世界観を築き上げてきた存在だ。彼の作品にはストリートアート、グラフィティ、スケートボードカルチャー、そしてメキシコの歴史や神話が自然に溶け込んでいる。
メキシコのアイデンティティを現代へ落とし込むアート
Rodrigo Rojiの作品を初めて見ると、どこかポップで親しみやすい印象を受ける。
しかし、その奥にはメキシコという国の文化や精神性が息づいている。
花や鳥、蛇といったモチーフは単なるイラストではなく、生命や自然、循環を象徴する存在として描かれ、彼独自のキャラクターへと昇華されている。
近年では、メキシコの国章に登場するワシとヘビをモチーフにした「Tlané」と「Coa」というオリジナルキャラクターも発表。伝統的なシンボルをストリートアートの感覚で再解釈し、新しいカルチャーとして発信している。
New Eraとのコラボは「帽子」ではなくアートプロジェクト

Rodrigo RojiとNew Eraの関係は、一度きりのコラボレーションではない。
ここ数年にわたり複数のプロジェクトを展開し、そのたびに異なるテーマで作品を発表してきた。
ComplexConで話題となった「Donde el arte florece(芸術が花開く場所)」では、花を生命のサイクルとして表現。また、「Only While I’m Here」では、”今この瞬間”をテーマにしたメッセージを作品へ落とし込んだ。
つまりNew Eraは、Rodrigo Rojiを単なるデザイナーではなく、一人のアーティストとして継続的に表現の場を提供しているのである。
ストリートウェアだからこそ伝えられるカルチャー

Rodrigo Rojiの作品は、ファッションを「着るアート」として考えている点が面白い。
Tシャツやキャップはキャンバスとなり、グラフィティやイラストが街へ飛び出していく。
スケートカルチャーやHIPHOPがそうだったように、ストリートファッションは自己表現の手段でもある。
だからこそ彼の作品には、ラグジュアリーブランドにはない温度感がある。
自分たちの街、自分たちの文化、自分たちのアイデンティティを身に纏う。
そんなメッセージが作品全体から感じられる。
最新コレクションは「サッカー」ではなく”メキシコ”を描いた作品
今回New Eraから発売された最新コレクションは、サッカーシャツやキャップがラインナップされている。
一見するとフットボールコレクションに見えるが、Rodrigo Roji本人は「サッカーのためのコレクションではなく、自分が着たいと思えるメキシコを表現したかった」と語っている。
ワシやヘビ、グラフィティ調のタイポグラフィ、オリーブやブラックを基調としたカラーリングなど、彼らしい世界観が細部まで落とし込まれている。
スポーツウェアという枠を超え、カルチャーを着る一着と言えるだろう。
O.L.D.T.P.P (オールドタウンペーパー的ポイント)
Rodrigo Rojiを知れば知るほど、彼は単なるグラフィックデザイナーではないと感じる。
アート、ストリート、スケート、HIPHOP、そしてメキシコというルーツをひとつの作品へ落とし込む姿勢は、90年代から続くストリートカルチャーそのものだ。
New Eraが長年にわたって彼とコラボレーションを続けている理由も納得できる。
今回のコレクションはもちろん魅力的だが、それ以上に注目したいのは、Rodrigo Rojiというアーティストのクリエイティブそのもの。
帽子やアパレルを入り口に、彼のアートや世界観に触れてみると、ストリートカルチャーの新しい景色が見えてくるはずだ。
Rodrigo Roji × New Era コレクション概要
- 発売日:2026年7月2日
- 展開:59FIFTY、9FORTY、19TWENTY、アパレルなど
- モチーフ:Tlané(ワシ)、Coa(ヘビ)、メキシコ文化、ストリートアート
- 販売:New Era公式オンラインストア・New Era Store
お問い合わせ
ニューエラジャパン合同会社
TEL:0120-577-720


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