「写ルンです」はなぜ40年経った今も愛されるのか。BEAMS JAPANとのコラボが映し出す”アナログカルチャー”の魅力

Fashion news

スマートフォンで誰でも高画質な写真が撮れる時代。それでも「写ルンです」は、若い世代から支持され続けている。

2026年、発売40周年を迎えた「写ルンです」と、設立10周年を迎えた「BEAMS JAPAN」がコラボレーションを発表した。単なるカメラグッズではなく、”持ち歩く楽しさ”をファッションとして提案するアイテムになっている。

「写ルンです」はカルチャーそのもの

1986年7月1日、富士フイルムは世界初のレンズ付フィルム「写ルンです」を発売した(富士フイルムOricon)。

旅行や修学旅行、文化祭、ライブ、スケートボード、ストリートスナップ——。90年代から2000年代にかけて、多くの青春の瞬間を残してきた”空気の記録装置”だ。

今は、スマホでは何枚でも撮れ、その場で確認できる時代。だからこそ、

  • 撮れる枚数が限られる
  • 現像するまで写真が見られない
  • 少しブレたり光が入ったりする

そんな”不完全さ”が、今は唯一無二の魅力になっている。Z世代を中心に「エモい」と再評価され、累計販売数は約17億本にのぼる(DIME)。


BEAMS JAPANが選んだ理由

「BEAMS JAPAN」は、2016年4月の設立以来、日本のものづくりや伝統、カルチャーを世界へ発信してきたレーベル(BEAMS)。

2026年に10周年を迎えた同レーベルが、もうひとつの節目である”40周年”の「写ルンです」と手を組んだ。日本を代表するロングセラー同士だからこそ実現した企画であり、コラボレート自体がひとつのカルチャーイベントだと言える。

今回のテーマは

撮る楽しさだけではない、”持ち歩く楽しさ”

という点。初代「写ルンです」のパッケージから着想を得たオレンジカラー”Daidai Edition”をキーコンセプトに、バッグやキャップなど日常使いできるアイテムへ落とし込んでいる(BEAMSFashionsnap)。


ラインナップ

2026年7月1日に発売されるアイテムは以下の通り(BEAMSuptodate.tokyo)。

アイテム価格(税込)
写ルンです™ COVER SET -Daidai Edition-(シリコンカバー+本体)¥8,800
2WAYバッグ¥7,920
キャップ¥7,480
組紐ストラップ¥2,750
アルバム¥2,750

価格帯は ¥2,750〜¥8,800 と、日常に取り入れやすいレンジに設定されている。

発売日:2026年7月1日(水) 販路:BEAMS JAPAN取扱店舗、ビームス公式オンラインショップBEAMS

初代「写ルンです」発売日の7月1日にちなんだ、意味のある発売日になている。


O.L.D.T.P.P (オールドタウンペーパー的ポイント)

最近のストリートシーンでは、デジタルより”アナログ”を楽しむカルチャーに注目が集まっている。

レコードやカセットテープが若い世代に支持されるように、写真もフィルムへ回帰している。ファッションブランドのルックブックやミュージックビデオでも、フィルム特有の粒子感(あじさいノイズ)をあえて取り入れる作品が増え、HIP HOPやスケートカルチャーとの相性は抜群だ。

「写ルンです」はカメラというより、”その時代の空気を記録するカルチャーツール”として今も支持され続けている。

だからこそ、BEAMS JAPANとのコラボはファッション好きだけでなく、写真好きにも刺さる内容になっている。


スマホで簡単に、無限に撮れる時代だからこそ、一枚一枚を大切に撮る「写ルンです」の価値はむしろ高まっているように感じる。

BEAMS JAPANとのコラボも、単なる限定グッズではなく、昔良き物を未来へつなぐプロジェクトのように感じ取れる。

ファッション、写真、音楽、ストリート。

どれも”思い出”を大切にし、”空気の記録”を継承するからこそ、新いものを求め、また原点に戻ってくるのだと思う

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