NHK「クローズアップ現代」に沢木耕太郎出演で大反響!!
掲載誌「新潮」8月号を完売させ、単行本の発売前から大きな話題を呼んだ沢木耕太郎のノンフィクション『天路の旅人』が、2023年1月10日にNHK「クローズアップ現代」で紹介されました。めったにテレビに出演しない沢木さんの貴重なインタビュー映像に、放送中から「沢木耕太郎さん」がトレンド入りするなど、大きな反響を呼びました。
「今すぐ旅に出たくなった」「自由の本質とは何かを考えさせられた」「早速本を買った、早く読みたい!」など、SNSでは好意的な感想が次々に投稿されました。
また、放送を受け、リアル書店、ネット書店共に売り切れが続出し、この度重版が決定いたしました! 576頁と分厚い本にもかかわらず、「読み出したら一気呵成、止まらない。」「不思議なくらい『深夜特急』と重なり合うシーンが出てきて、思わずハッとする。」「圧倒的な力。これほどまっすぐ「旅人」を描いた作品はないかも。」など、沢木さんの9年ぶりのノンフィクションに興奮の感想も多数あがっています。
第二次大戦末期、敵国・中国大陸の奥深くまで「密偵」として潜入した日本人・西川一三。敗戦後もラマ僧に扮し、果てしない旅を続けた彼に、沢木さんは激しく共鳴しました。
「この希有な旅人のことを、どうしても書きたい」と、25年の歳月をかけて結実させた本作は、沢木耕太郎史上最長編にして、「旅」の真髄に迫る傑作ノンフィクションです。
沢木さんは本書の「あとがき」にて、以下のように記しています。
彼、西川一三の旅も長かったが、その彼を描こうとする私の旅も長かった。彼に会ったのを発端とし、書き上がったときを終結とすれば、発端から終結まで二十五年かかったことになる。
西川一三を書く。
しかし、その彼が自らの旅について記した『秘境西域八年の潜行』という書物がありながら、あえて彼の旅を描こうとするのはなぜなのか。
私は、何度も、そう自問した。
そして、やがて、こう思うようになった。私が描きたいのは、西川一三の旅そのものではなく、その旅をした西川一三という希有な旅人なのだ、と。
(「あとがき」より)
<内容紹介>
第二次大戦末期、敵国の中国大陸の奥深くまで「密偵」として潜入した若者・西川一三。敗戦後もラマ僧に扮したまま、幾度も死線をさまよいながらも、未知なる世界への歩みを止められなかった。その果てしない旅と人生を、彼の著作と一年間の徹底的なインタビューをもとに描き出す。著者史上最長にして、新たな「旅文学」の金字塔。
<著者紹介> 沢木耕太郎(さわき・こうたろう)
1947年東京生れ。横浜国立大学卒業。ほどなくルポライターとして出発し、鮮烈な感性と斬新な文体で注目を集める。1979年『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、82年『一瞬の夏』で新田次郎文学賞を受賞。その後も『深夜特急』『檀』など今も読み継がれる名作を発表し、2006年『凍』で講談社ノンフィクション賞、13年『キャパの十字架』で司馬遼太郎賞を受賞する。長編小説『波の音が消えるまで』『春に散る』、国内旅エッセイ集『旅のつばくろ』『飛び立つ季節 旅のつばくろ』など著書多数。
<書籍データ>
【タイトル】天路の旅人
【著者】沢木耕太郎
【発売日】2022年10月22日
【造本】四六判ハードカバー
【本体定価】2640円(税込)
【ISBN】4-10-327523-7
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/327523/
旅に出たくなる、青い時代を思いだす作品!!
僕の中で、沢木耕太郎作品と言えば、「深夜特急」シリーズです。僕が、アジアにバックパックに出るきっかけになった作品です。五木寛之「青年は荒野をめざす」も大好きな作品です。
『天路の旅人』は、第二次大戦末期、敵国の中国大陸の奥深くまで「密偵」として潜入した若者の…。って事で読みたいと思います。柴田哲孝「国境の雪」「チャイナ・インベイジョン<中国日本侵蝕>」「ISOROKU 異聞・真珠湾攻撃」も好きな作品になります。
もっと本を紹介できたら良いなと思っています。オススメですので、気になった方はぜひ読んでみて下さい。
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