映画『GO』が25年の時を経て再上映。窪塚洋介が体現した“自由”という生き方

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2001年公開の映画『GO』が、公開25周年を記念して2026年6月12日より2週間限定でリバイバル上映される。主演は当時絶大な人気を誇った 窪塚洋介、ヒロインには 柴咲コウ。原作は第123回直木賞を受賞した 金城一紀 の同名小説で、監督は 行定勲、脚本は 宮藤官九郎 が担当した。

当時の僕にとって『GO』は単なる恋愛映画ではなかった。

国籍や偏見、社会のルールに縛られながらも、自分らしく生きようともがく主人公の姿が描かれていた。

窪塚洋介という時代の象徴

2000年代初頭、窪塚洋介はまさにカルチャーアイコンだった。カッコよかった。

ドラマ『池袋ウエストゲートパーク』で一躍スターとなり、ファッションやライフスタイルまで含めて若者文化に大きな影響を与えた存在だ。『GO』で演じた杉原もまた、既存の価値観に反発しながら自分自身を探し続けるキャラクターだった。

今見返しても、その圧倒的な存在感は色褪せない。

ストリートカルチャーやHIPHOPが好きな人ほど、杉原の持つ反骨精神や自由への渇望に共感できるはずだ。

窪塚洋介がカッコ良すぎた。

1990年代後半から2000年代初頭にかけて、窪塚洋介は単なる俳優ではなく、渋谷、原宿・裏原宿カルチャーを象徴する存在だったと思う。

その時代はドラマや映画だけでなく、雑誌に掲載される窪塚の私服にも注目していた。特に裏原宿を中心に盛り上がっていたストリートファッションとの親和性が高く、多くのブランド雑誌が彼をモデルに起用したいた。

多分ですが、写真のポロシャツはSILAS (サイラス)だと思う。

そして、2006年からは「卍LINE(マンジライン)」名義でレゲエアーティストとして本格的に活動を開始。俳優業の延長ではなく、一人のアーティストとしてライブ活動や作品制作を続け、日本のレゲエシーンで独自の存在感を確立している。

『GO』のストーリー<あらすじ>

韓国籍を持つ所謂「在日」の高校生・杉原は、民族学校から日本の普通高校へ進学し、将来の目標も見つからないまま喧嘩に明け暮れる日々を送っていた。

ある日、杉原は親友の加藤のバースデイパーティーで出会った少女・桜井と恋に落ちる。ぎこちないデートを重ね、2人で同じ場所を歩き、同じものを観て、同じものを聞く度にお互いの気持ちが近づいていくのが分かった。不器用ながらも距離を縮めていく中で、彼女に自分が「在日」であることを打ち明けるべきか葛藤する。

やがて順調に思えた日常の中で、在日の親友・正一(ジョンイル)が理不尽な暴力によって命を落とす事件が起きる。突然の喪失と向き合いながら、杉原は自らのアイデンティティーと世界のあり方に直面していく・・・。

原作:金城一紀「GO」(講談社刊)
脚本:宮藤官九郎
監督:行定勲
出演:窪塚洋介、柴咲コウ、大竹しのぶ、山﨑努、新井浩文、村田充、細山田隆人/キム ミン、ミョン ケナム、山本太郎、大杉漣、塩見三省、萩原聖人
レイティング:G
料金:1600円均一(各種サービスデーや他の割引サービスはご利用いただけません)
※公開劇場は順次追加予定。公式X(@Filmarks_ticket)で要確認
配給:東映、Filmarks
2001年/日本/123分
https://filmarks.com/movies/1039

O.L.D.T.P.P (オールドタウンペーパー的ポイント)

『GO』は在日韓国人の青春を描いた映画として語られることが多い。

しかし、今あらためて観ると、それ以上に2000年代初頭のストリートカルチャーや若者の空気感を切り取った作品だと感じる。主人公・杉原を演じた窪塚洋介は、当時の原宿や裏原宿カルチャーを象徴する存在だった。

BAPEやWTAPS、Supreme、HECTICなどのストリートブランドが若者たちの憧れだったブランドだった。HIPHOPやスケートボード、グラフィティが混ざり合う東京のストリートシーンの中で、窪塚洋介(卍LINE)は俳優という枠を超えたカルチャーアイコンとして支持されていました。

だからこそ『GO』の杉原というキャラクターにはリアリティがあったと思う。

社会が決めたルールや国境、偏見に縛られることなく、自分自身の価値観で生きようとする姿は、ストリートカルチャーが持つ「自由」の精神そのものだった。

そして、この作品を支えているのは窪塚洋介だけではない。

杉原の先輩・タワケを演じた 山本太郎 は、荒々しさの中に人間味を感じさせる存在感で作品に独特の熱量を与えている。現在は政治家として知られるが、当時は俳優として数々の作品に出演し、『GO』でも強烈な印象を残した。

さらに、物語の随所で登場する警察官役の 萩原聖人 も見逃せない。派手な出番ではないものの、90年代から2000年代の日本映画やドラマを支えた名優の一人として作品全体に重厚感を与えている。個人的に好きな俳優の一人です。

何度も見た作品だが映画館で観たいと思う。新潟では、イオンシネマ新潟西で観られます。お近くの人や気になった人はぜひ観ていただきたい作品です。

『GO』の次に観たいもうひとつの窪塚洋介作品『凶気の桜』

『GO』で自由を求める高校生・杉原を演じた窪塚洋介。その翌年に公開された『凶気の桜』では、より危うく攻撃的な若者像を演じています。

渋谷のストリートを舞台にした本作は、2000年代初頭の閉塞感や若者たちの怒りを描いた作品として、今なおカルト的人気を誇る。僕もその一人だと思います。

そしてHIPHOPファンにとって見逃せないのが、主題歌や音楽面でキングギドラが深く関わっていることだ。

Zeebra、K DUB SHINE、DJ OASISによるキングギドラは、日本語ラップ黎明期からシーンを牽引してきた伝説的グループ。『凶気の桜』ではK DUB SHINEが音楽監督を務め、映画全体にHIPHOPの空気を吹き込んだ。

さらにキングギドラ関連作品のミュージックビデオには窪塚洋介も出演しており、映画とHIPHOPがリアルなカルチャーとしてつながっていると思います。

『GO』の杉原が抱えていた葛藤や反骨精神は、その後の『凶気の桜』、そして卍LINEとしての活動へとつながっていく様に見えますね。

※アイキャッチ画像チャットGPTで生成しまし。

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